2019.8.22掲載 特定非営利活動法人 徳島保全生物学研究会

自然が好き!生き物が好き!な仲間が活動する
特定非営利活動法人徳島保全生物学研究会

五感で体感し、食べ・遊び・学ぶ
勝浦川源流域から河口干潟までの自然を対象にしたフィールドで活動しています。屋外では景観の違いによって文化、歴史が形成され、人々の暮らしは常に自然と深く関わっていることを学び、屋内では教授等の専門家や市民エキスパートから科学的知見を学びます。生物多様性や生態系サービスの重要性を自然の中で五感を使って体感する15回連続講座は、他に類をみないと自負しています。また、地域で生活する方をサブ講師に迎え、地域の人々の生活に結びついた活きた声を伝えることにも重点をおいています。
受講した皆さんの満足度は高く、中でも人工林の健康診断や樫原の棚田での植物観察、川遊びや川魚の試食、田浦町での農作物と生き物の関わりでは、大人も高校生も子どもの頃に返って知らず知らずに満面の笑顔が見られます。さらに、フィールドへはマイクロバスで送迎し、開催前には下見を行うなど現場の安全にも充分配慮して展開しています。

 

生物多様性リーダーへの期待
自然とのふれあいから様々なことを受講者自身が積極的に学ぶだけでなく、基準を満たした優秀な修了者を徳島県が生物多様性リーダーとして認定する仕組みが整っています。5年間で70名以上の受講者が生物多様性リーダーに認定され、自発的に講座の企画・運営に関わり、次のリーダーの育成を行うことで自身のスキルアップにもつながっています。このような取り組みが評価され、環境省生物多様性アクション大賞2017で「ふれよう部門」優秀賞を受賞しました。
さらに、リーダー認定者は生物多様性の普及啓発のためのフォーラム開催や連携する環境団体の活動、イベント等にも協力しています。現在は、地球規模の生物多様性劣化が課題となっていますが、その認知は低く、「生物多様性とくしま戦略」では生物多様性を伝達する人材の育成が目的の一つとなっていることから、今後のリーダーの活動が大いに期待されます。

 

 

特定非営利活動法人 徳島保全生物学研究会
徳島県阿南市中林町東45番地1
TEL.090-2828-6181

2019.8.22掲載 特定非営利活動法人 徳島保全生物学研究会