2019.11.4掲載 ビオトープ気延の里

自然とのふれあいから様々なことを学び、成長する

「ビオトープ気延の里」はトンボやメダカをはじめ多様な生物が生息する空間を保全し、子供たちが自然にふれあい、体験することで、豊かな感性を持ったおとなに育って欲しいとの思いから平成20年に設立された住民グループです。

米作りから自然を体験する
石井町は農業が主要産業で、なかでも稲作は町内至る所で行われていますが、近年の核家族化の進行などによって子供達が水田に入る機会が少なくなってきています。
 このため、子供達に「モミ撒き」、「田植え」、「水田内の生き物観察」、「稲刈り、自然乾燥」を行ってもらい、最後に収穫した新米で子供達による「お米パーティー」を楽しんでいます。
 子供達は「モミ撒き」により、小さな種から沢山の稲が実ることがにわかには信じられない様子です。また、「田植え」では水田に素足で入ることはほとんどの子供達に経験がなく、最初は泥の感覚に馴染めていませんが、やがて慣れてくると楽しそうに田植えをします。「生き物観察」では農薬散布をしていないため、水生生物が豊富に生息しており、子供達の感動の瞬間を見ることができます。
 「稲刈り・自然乾燥」では自分たちが植えた稲苗が収穫できることに喜びを持ってくれます。そして最後には自分たちで薪を使って新米を炊き、食事をすることになります。
 私達「ビオトープ気延の里」の会員は子供達による米作りを通して、稲苗の生育、水生生物の営みを観察し、最後に収穫の喜びや食べることを楽しみながら、自然・環境を守る大切さを感じてもらいたいと願っています。

野外活動により自然保護の大切さを学ぶ
 「ビオトープ気延の里」では、石井小学校の4年生から6年生を対象に「ビオトープクラブ」を設立し、自然活動を行っています。
 これは、近年の子供達の遊びがコンピューターゲームなど画像中心の遊びが多くなり、屋外での遊びが少なくなったため、自然とふれあい、体験することを目指しています。
 活動は子供達の希望調査から始まります。ため池での魚釣り、用水路での魚捕り・シジミ捕り、自ら作った竹製水鉄砲での遊び、山中での秘密基地作り、池の水抜きによる生物観察、果樹苗・野菜苗の植え付け、昆虫採集、焼き芋づくり、野鳥観察、等々さまざまな希望が出てきます。
 私達は子供達の希望を尊重し、実現できるよう工夫をしています。これらの遊びを通して、協調性の醸成とともに自然の大切さを感じ、自然環境を守ることについて学んで欲しいと思っています。
 




 

ビオトープ気延の里
徳島県名西郡石井町石井字石井2029

2019.11.4掲載 ビオトープ気延の里