自然体験を通して、自分を自然の一部ととらえ自らの行動を内側から変化させていく
「徳島県シェアリングネイチャー協会」は徳島県内のシェアリングネイチャー活動を統括・支援することを目的とした組織です。平成元年に発足し、県下に3つの下部組織「阿波徳島シェアリングネイチャーの会」「阿波吉野川シェアリングネイチャーの会」「阿波南部シェアリングネイチャーの会」が存在し、『ネイチャーゲーム』を通した自然体験活動を行っています。今回はその活動の一部をご紹介します。
ネイチャーゲームとは
本物の自然体験は森や海に出かけないとできないと思っていませんか?実は、街中の公園や、学校の校庭でも手軽に実施可能で、それが『ネイチャーゲーム』の魅力のひとつです。近年の子ども達の遊びはコンピューターゲームなど動画中心の遊びが多くなり、屋外での遊びが少なくなりました。外遊びを通して自然と触れ合い五感を使うことで、学童期に伸びる「考える力」「行動力」を育てます。また、大人子ども関係なく、身近な場所が大自然に変わり、多様な命を感じることができます。“自然への気づき”、それがネイチャーゲームの目的です。自然に関する特別な知識がなくても、豊かな自然の持つさまざまな表情を楽しめ、自然の不思議や仕組みを学び、自分が自然の一部であることに気づきます。そうして得られた生きる喜びや感動から、自らの行動を内側から変化させていきます。
徳島県内での活動
本物の自然体験は森や海に出かけないとできないと思っていませんか?実は、街中の公園や、学校の校庭でも手軽に実施可能で、それが『ネイチャーゲーム』の魅力のひとつで 県内の活動は、保育所や認定こども園などに出向いて行う幼児向けのネイチャーゲーム体験、月1回徳島植物園や神山森林公園イルローザの森などで行う親子参加型のネイチャーゲーム体験、年1度開催する高齢者向けのイベント「とくしまねんりんピック」での企画など、年間200回ほどのネイチャーゲーム普及活動を行っており、年間述べ5000人ほどが参加しています。
ネイチャーゲームは、日常にある自然に一手間加えた様々なアクティビティがあり、その場所や年齢に合わせた体験を行います。例えば、幼児向けのアクティビティ『葉っぱにお絵かき』では、葉っぱに傷をつけると黒くなる性質のタラヨウを利用した体験です。親子向けのアクティビティ『大地の窓』は、落ち葉に全身を埋め、顔だけ出します。普段とはちがう世界が体験でき、参加者からは「何だか大地になったよう・・・」と感想がこぼれます。
その他、子育て支援センターで、3歳までの子どもをもつ親子向けに、親子で散歩に出かける体験を企画しています。“お花が笛になったね”“あっ!てんとう虫だ!!”などと、日常に広がる自然を親子で見たり、体験することで感動が生まれます。
保育園でのネイチャーゲーム体験 アクティビティ『葉っぱにお絵かき』
阿波徳島シェアリングネイチャーの会活動 アクティビティ『大地の窓』
阿波南部シェアリングネイチャーの会 畑でのネイチャーゲーム活動
阿波吉野川シェアリングネイチャーの会 於安パーク・桜フェスティバルでの活動
徳島県シェアリングネイチャー協会
徳島県徳島市佐古一番町18-11-503
TEL:090-8282-2778
□URL/https://www.naturegame.or.jp/